音海の絶景と磯エギングで秋のアオリイカ釣り2019

アオリイカ

秋になるとアオリイカをエギングで釣りたくなる。

できれば景観の良い大自然の中で釣ることができれば最高だ。

という訳で良く釣れて食べても美味しいアオリイカを福井県の音海へ釣りに行くことにした。

同行者は釣り友達のヨシPだ。

大阪から2時間半ほどかけて音海の磯までアオリイカを釣りに行った釣行記だが、残念ながら爆釣とはいかなかった。

やや残念な釣行記となってしまったが、これから音海の磯に行こうかと検討している方の参考になれば幸いだ。

深夜のエギング0次会

23時に大阪を出発し、音海に着いたのが2時半くらい。

船が出るのは6時なのでまだ時間がある。

こんな時はどうするべきか?

眠っていないので、次の日のことを考えれば睡眠を取っておくのが賢い選択だ。

だが日本海まで来ていて、そこに海があるのに何も投げずに眠るなど誰ができるというのだろう?

私たちはいそいそとエギを結び、近くの小さな漁港へと向かった。

そこは小さな道を抜けて下ったところにある港で、夜中でも人がいないことのない人気のポイントだ。

平日の深夜だというのに沖の堤防には人がびっしりと並んでいる。

沖側には入れないので入り江状になっているワンドにエギを投げてみる。

5投目くらいに小さなイカがヒット!

0次会のエギングは幸先よしだ。

ヨシPもやる気になって車から飛び出してきたが後は続かず。

ひとしきりロッドを振っていたが小場所なため、1匹釣れると墨を吐くためにしばらくは釣れないだろうと判断し、2時間くらい睡眠を取ることにした。

音海の磯とウミックについて

音海の磯に船で渡してくれるのがウミックという渡船屋さん。

▶ウミックHP

秋の一番船は6時。

料金は4,500円(税込)

決して安くはない渡船代金だ。

音海断崖の景観が見られることと、あとはイカが爆釣すれば元は取れるだろう。

はるばると大阪から来たので爆釣することしか想像していない。

今回は平日のためか驚くほど乗船客が少ない。

私たちを含め、なんと4人だ。

船頭さんにはアオリイカ狙いということだけしか伝えていないが、4人ならそこそこ期待できる磯に渡してくれるだろう。

私たちが降ろされたのはカガミという磯で、ワンドの入り口になっているポイントだ。

岬状に張り出しているところからは沖にも投げられるし、ワンドの中心部も攻めることができる。

ワンドの最内までいくことはできないが、それほどドン深でもなさそうなのでエギングがしやすそうな磯である。

音海の磯エギングの釣果

ヨシPは磯エギングが苦手なようで、今回はその苦手意識を払しょくすべく、やる気になっている。

私もぜひ釣ってもらいたいと思う。

だが最初に釣れたのは私。

釣れたエギはヤマシタエギ王Q2.5号ピンクぽいカラー。

次はヨシPに釣って欲しいと思うも、なかなか釣れない。

イカは釣れた時に墨を吐くので、その周辺にいるイカは警戒心が高まって釣れなくなることが多い。

潮通しの良い場所ならしばらくすると墨は流れていくが、ワンド内の場合はそうはいかず、しばらく墨が漂っている。

だが秋の新子イカは好奇心が旺盛で、岸際までエギを追いかけてくる子イカもいる。

アオリイカのサイトフィッシングの始まりだ。

岸際まで追いかけてくる子イカに細かいダートやフォールを入れて反応を探る。

なかなか釣れないのはもどかしいが、イカの反応を見ながらエギを操るのは楽しい。

と、ついにイカがイラ立ちの頂点に達したのか、小さなイカではあるがサイトで釣り上げることができた。

2匹目のアオリイカゲットだ。

エギはヤマシタエギ王Q2号オレンジ。

ヨシPは苦戦しているので少しでも参考になればと、エギのサイズやカラー、反応のあったアクションをアドバイスする。

ヨシPも何とか釣ろうと頑張っているが、早く釣りたいという気持ちが焦りとなったのか、釣れないまま9時を迎えた。

ウミックに磯替わりを申し出、境界という磯に移動

釣れない時間が長いヨシPに磯替わりをするかどうか聞いてみた。

9時のウミックが迎えにくるからだ。

するとヨシPは「釣れる気がしない・・・」と弱気な発言。

それならば思い切って磯替わりをしようとウミックに申し出た。

次に降ろしてくれたのが境界という磯。

だがこの磯替わりは失敗だった。

なぜならこの日は北西の風が強く、境界は横風となるため上手くエギを操作することができない。

上手な人はそうした条件でもイカを釣り上げるのかもしれないが、年に1度しか音海に行かない私や半分心が折れているヨシPには荷が重かった。

結局ウミックが次にお迎えにくる12時までは釣れる気がしないエギを投げたり、ジグを投げたり、ヨシPはフリーリグで根魚を狙ったりしたが、何も起きることがなかった。

再び磯替わり、再度カガミに降り立つ

12時のお迎えに再度ウミックの船頭さんに風の影響の無いところを希望すると、最初に行ったところ以外に風の影響を受けない場所はないと言われた。

一瞬考えたが釣りにならない場所より良いだろうと思い、結局元居たカガミに戻ることになった。

ただ・・・お昼を過ぎた磯は渋かった

結局昼過ぎに釣れたのはサイトで小さなイカを掛けた私に1匹だけ。

ヨシPには結局1匹のイカも釣れないまま4時の終了を迎えた。

おとみ漁港で延長戦と音海エギング釣行結果

このままでは終われないヨシP

すぐ近くにおとみ漁港があるので、そこで延長戦を行うことになった。

しかしツキのない時には何をしても釣れないもの。

おとみ漁港では何の反応もなく辺りが暗くなってしまった。

0次会から始まり延長戦で幕を閉じた音海でのアオリイカ釣行は

私:4ハイ(※うち1ハイは夜中の漁港にて)

ヨシP:0ハイ

という結果だった。

ちなみに朝に同船していた2人も4時まで粘っていたが、1人あたり5ハイくらいの釣果だと言っていた。

音海には毎年来ているが年々釣果が下がっているように思う。

イカが少なくなっているからだろうか。

私たちがヘタなだけという可能性もある。

今日がたまた反応の悪い日だったというだけかも知れない。

(※後日ウミックHPで私たちが釣行した日の釣果情報をチェックすると何も書かれていなかった。ウミックは貧果の日は釣果の更新はしないようだ)

何が悪かったのか分からないが、1つ言えることは音海の景観は素晴らしいということ。

今回の音海釣行の目的の1つ、素晴らしい景観の中で釣りをする!は天気が良かったこともあり、無事達成することができた。

来年はどうするか悩むところだが、やはり音海でアオリイカを爆釣させたいと思っている。

釣果は約束できないが、読者の方々もぜひ一度足を運んでみて欲しい。

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