夏の和歌山、片男波でキス釣り

釣行日記
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前回の釣行からずいぶん空いてしまったが、どうしても魚の顔が見たくなり、旬の釣り物はないか?と考えたところ、釣れて嬉しい、食べて美味しいキスを釣りに行こうと思い立った。

一緒に行くのはヨシP君とD君だ。

深夜2時に集合し、夜明け前には和歌山に着く予定で出発する。

餌となる石ゴカイをフィッシングマックス和歌山店にて購入し、いざ片男波へ。

和歌山の片男波という釣り場

片男波といえば海水浴場として有名だが、私たちにとっては好釣り場という認識である。

釣行したのは7月22日で海水浴シーズン真っただ中とあり、砂浜で釣りをすることはできない。

目指すは海水浴場のもっと先にある突堤の先端だ。

この場所は駐車場から遠いということもあり、釣り客も少なくて釣りに集中できるところが良い。

和歌川との合流点ということで、魚影も濃い。

3年くらい前の話だが、キスがバンバン釣れたので、あらかじめ持って行ったガスコンロのセットで釣れたばかりのキスを天ぷらにして、ビール片手に食べたこともある。

難点は駐車場から結構な距離があるということだ。

約2キロほどだろうか。

突堤の先端に向かってひたすら歩くことになる。

対岸には浜の宮というビーチが見える。

ちょっと頑張れば泳げるくらいの距離である。

干潮時に釣り場につき、敷石に荷物を置いたまま釣りに夢中になっていると、いつのまにか荷物がプカプカと浮かんでいるということになるので注意が必要だ。

釣れる魚はキス、ヒラメ、マゴチ、運が良ければ青物も釣れるだろう。

ロケーションも良く、魚が釣れてくれるなら少しくらい遠いのも気にならない良い釣り場だ。

真夏の片男波でキスを狙う

夜明け前に釣り場に着き、いそいそと仕掛けを準備する。

周りに釣り客はいない。

今日は大潮で、釣り場に着いたときはちょうど満潮時で敷石は海中に沈んでいた。

1投目はいつも釣れる気しかしない。

ヨシP君もD君も期待を込めて竿を振る。

ちなみに私とD君は遠投してヒラメ、マゴチも釣ってしまおうとショアジギングタックルも持ってきている。

ヨシP君はキス狙い一本だ。

ヨシP君曰く、

「あれもこれもと手を出すと結局何も釣れないから」

と言っていた。

これが真実であったことが後ほど分かることになろうとは、私はその時は露ほども思っていなかった・・。

片男波にはキスがいない?

私はとりあえずキスの1匹が欲しいと思い、キャストを繰り返す。

3年前に良い思いをした川側へと何度も仕掛けを投げるが釣れるのはチャリコ(真鯛の子)ばかりだ。

ヨシP君とD君も同じだ。

空も明るくなってきたので、ヒラメかマゴチでも釣れないかとジグを投げたりワームを投げたりしてみるも全く何の反応もない。

ちなみにこの時投げていたのはダイワのサムライジグ。

それと20gmのジグヘッドにパワーシャッド(パールホワイト)である。

結局釣れなかったので何の参考にもならないが、私は昨年の夏に徳島の浜にてパワーシャッドでマゴチを釣ったことがある。

しかし結局ヒラメ、マゴチは釣れなかった。

私たちはキスを狙ったり、ボイルらしきものを見つけてはジグを投げたりしていたところ、ヨシP君が少し離れた川側でキスを釣った。

ここから連発か?と思いきや、その後はパッタリと釣れない。

そんな中D君がジグでエソを釣った。

正直うらやましい・・。

エソであっても何も釣れないよりはイイに決まっている。

D君は魚が釣れたので嬉しそうだ。

私にはチャリコ以外何も釣れない。

嫌な予感がしてきた・・・。

 

地元の釣り人がキスを連発?

陽も完全に登り、引き潮により敷石も完全に干上がり、沖のボイルらしきものもなくなった。

時間は7時ごろだろうか。

気が付くとポツポツと釣り人が増えている。

そんな中麦わら帽子を被ったいかにも地元のおじさんという釣り人がキスをダブルで釣りあげているではないか!

私がさんざん粘って釣れないのに地元のおじさんはいとも簡単にキスを釣っているのだ。

干潮時がよく釣れるのか?

それなら私にも釣れるはず!

しかしキャストを繰り返すも私にはチャリコしか釣れない。

おじさんをよく見ていると沖には投げず、岸と平行に近投しているようだ。

私も同じように狙ってみる。

しかしダメ。

一体何が違うのか?

おじさんもそれほどバンバン連れている訳ではないが、少しづつ場所を移動しながらキスを追加しているようだ。

やがておじさんもいなくなり、気温も上がって耐えられなくなってきたので納竿とした。

結果はヨシP君がキス2匹、D君がキス1匹とエソ1匹。

私がチャリコ多数である。

 

キス釣りについての地元のおじさん情報

片男波は夏になって水温が上がるとチャリコが釣れてくるようになり、その分キスは釣れなくなるそうだ。

もう2週間早ければキスがたくさん釣れたかもしれない。

片男波のキスのベストシーズンは海開前後が良いのかもしれない。

アオリイカがいた!

帰り支度をした後に片男波で泳いでみた。

テトラ周りには色んな魚がいる。

その中にアオリイカの新子もいた。

20匹くらいの群れでテトラの周りを泳いでいた。

足も含めて5センチくらいのサイズなので、釣るのは忍びない。

9月になったらアオリイカを狙って釣りに行きたいと思う。

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