大阪湾のバチ抜けが本格的に始まったようだ。
と言っても、水面にバチがうようよ泳いでいるほどではない。
シーバスがバチパターンで釣れ始めたという意味である。
この日はDくんと夕マヅメに尼崎の左門殿川にバチシーバスを狙いに行った。
夕マヅメの時合いにダブルヒットも!?
現地に着いた時には辺りはまだ明るかったが、とりあえずルアーを投げてみた。
この日はやや水面が波立っており、大きな引き波を出せるマニックとフィールとで迷ったが、どちらかと言えば私はフィールが好きなので1投目はフィールから。
フィールの良い所は4本針のため、一度フックアップすれば4本の針が魚体に絡まってバレにくいところだ。
1投目・・・何も起こらず。
まあ、まだ明るいから仕方ない。
Dくんはマニックを投げている。
というか、彼はバチルアーはマニック1本しか持っていないのだ。
暗くなる前に水面の穏やかな場所に移動することに。
徐々に辺りが暗くなってきた頃にDくんにヒット!
しばしのファイトの後、さほど大きくないと判断したDくんが魚を抜きあげた。
40少し足らないくらいだがナイスフィッシュだ。
私も負けていられない。
急いでルアーをDくんと同じマニックに変える。
と、時合いに入ったのか私にもヒット!
魚とのファイトを堪能し、50あるかどうかのシーバスを釣り上げることができた。
その後しばらくアタリが遠のいたが、この場所は周期的にアタリが出るので気は抜けない。
いつ時合いに入るか分からないのだ。
約30分後、またしてもDくんにヒット!
直後に私にもヒット!
共に陸揚げした魚がこの2匹だ。
右の魚はルアーをガッポリと咥えこんでいる。
バチシーバスは面白い。
まだまだ魚はいるはずである。
連発を期待して、その後もルアーを投げ続けたがアタリが出なくなってしまったので、少し歩いてポイントをずらすことにした。
ランディングネット&ポールが・・・(泣)
投げていたポイントから少し歩きながらキャストを繰り返す私とDくん。
すると20時すぎごろにDくんにアタリがあった!
私にはない。
岸沿いが良いとDくんは言うが、同じように投げてみるも私にはアタリが出ない。
と、ついにDくんが1匹追加で釣り上げた。
「やるやんDくん」(^^)/
と口では言ったが、内心
「クソッ・・やられた・・」
やっぱり悔しい。
早く私も釣らなければと焦る。
しかしその後、私にはアタリさえ出なかった。
一方Dくんは21時くらいにもヒット!
Dくん曰く、
「なんか引き方が違う・・ナニコレ?」
と言いながらファイトしている。
「これ、チヌかも?」
と言いながら尚もファイトしている。
チヌじゃなかったら笑ってやろうと待ち構えていた私だが、本当にチヌだった( ゚Д゚)
しかもデカイ!
いくら何でもこれはタモがいるだろう。
チッ・・仕方ない、すくってやるか・・
そう思い、魚がタモに入った時に事件が起こった。
タモから重みが消えた。
水面の網に魚が入ったまま、柄だけが上がってきたのである!?
???
何度見ても網の中に魚が入ったままプカプカ浮いている。
ルアーは魚に掛かったままなので沈んでいく訳ではないが、これはどうしたら良いのか?
しばらく考えたが、抜き上げる以外に方法がない。
幸いDくんの今日のラインはナイロンの4号だ。
なぜそんな太いラインを巻いてきたのか不明だが、この時ばかりは
「4号のラインならイケるかも!?」
と思った私は抜き上げを勧めることにした。
かなり重そうだったが、ラインが切れることはなく、なんとかかんとか魚とタモ網のセットが上がってきた。
上がった魚がこちら。
良いサイズで体高のある立派なチヌだ。
満面の笑みのDくん。
参った。
問題はタモだ。
よく見るとタモの柄とネットの部分がスポンとと抜けてしまっている。
ネジの締め忘れではなく、明らかに壊れているのだ。
やっぱり安物はダメだ。
まだ買ってから数か月しか経っていない。
使用回数に至っては20回も使っていないだろう。
安物買いの銭失いとはこのことだ。
次はもっとしっかりした物を買おう。
今日はDくんの日だった。
「イヤ~楽しかったっすね~」
と、Dくんは大満足。
私も2匹釣れたことだし、満足の釣行である。
今期あと何回バチシーバスに行けるか分からないが、もう少し釣り続いて欲しいものだ。
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