ここ最近ボウズが続いている。
魚が釣りたい。
もうボウズは嫌だ。
魚の引きが欲しいのだ。
そして考えてみた。
こんなボウズ続きの私でも釣れる魚は何だろうか?
晩秋のこの季節によく釣れて、美味しい魚と言えばタチウオだろう。
釣れるかどうか分からない青物を狙うのは止めて確実に釣れる魚を狙おうと思う。
ターゲットは決まった。
後は場所をどこにするかである。
晩秋タチウオ釣りのポイント選び
候補として挙げたのは3箇所。
- 助松埠頭倉庫前(南大阪)
- 汐見埠頭砂揚げ場(南大阪)
- 南芦屋浜(兵庫県芦屋市)
助松埠頭倉庫前は毎年よくタチウオがよく釣れるし、今でも釣れているようだ。
車で横づけできるということもあり人気の釣り場であるが、週末は人が多く、入れないこともある。
汐見埠頭砂揚げ場も車横づけのできる釣り場なので、倉庫前と同様に人気だろう。
釣り場は広いので入れないこともないだろうが人は多いと思われる。
南芦屋浜もとても人気の釣り場だが、南大阪の2つに比べて釣り場が広いので、深夜から行けば入れないこともないだろう。
北風に強い釣り場であることも見逃せないポイントだ。
今もよく釣れている(12月初旬)
ただ釣り場が広いだけに、東面がよく釣れていても西面はさっぱりということもある。
最終的には南芦屋浜に決めたのだが、決め手は釣れているタチウオのサイズが大きいことと、明るくなってからも青物が狙えるということだ。
今回の釣りに付き合ってくれたのはD君。
22時に待ち合わせて南芦屋浜に向かい、期待に胸踊らせて現地に着いた。
タチウオ釣りの電気ウキが沈む様はヤミツキになる?
南芦屋浜の東側、水道から続く岸壁にスペースを見つけたのでそこに入る。
さっそく仕掛けを用意する私たち。
エサはきびなごとサンマを用意した。
ちなみにフィッシンMAXには色付きのきびなごやサンマが売られているが、(爆釣液に漬けている?)私は色つきだからといって釣果にはあまり関係がないと思っている。
きびなごはスーパーで買った方がずっと安いし新鮮だ。
私のお気に入りエサはサンマだ。
エサ持ちが良いことと、匂いがあるのが理由だ。
タナは2.5ヒロに設定し、サンマをつけて第1投。
この日は大潮だったがそれほど潮は速くない。
さて、夜は長いしのんびり行こうか・・と思っていると私の電気ウキが沈むではないか!
しかも1メートルほど沈んだまま浮かんでこない。
20秒ほど待ってみるが、海中の電気ウキはそれ以上沈むでもなく、浮かんで来るでもなく・・。
これはもしや?
根がかりか、藻か何かに引っかかったのか・・・?
そうかもしれない。
いくら何でも1投目で釣れるなんて、ボウズ続きの私にそんな幸運が起こる訳はない。
ぬか喜びやでホンマ。
と思いつつリールを巻きとると、何だか重い。
藻が引っかかってきたのか?と思いながらリールを巻き続けるとタチウオだった!
驚きと嬉しさで満面の笑顔になる私。
長さは80cmくらいで指3本ほどの波止で釣れるレギュラーサイズだ。
やっぱり釣れると嬉しいものだ。
それにしても私はタチウオの電気ウキ釣りは中毒性があると思う。
ウキがじわ~っと海中に沈んでいく様子がなんとも言えない。
だがウキが沈んだからといって必ず釣れる訳でもない。
そんなタチウオの思わせぶりな反応が気まぐれな女性のように見えるからなのかもしれない。
そんなことを考えながらその後もコンスタントに電気ウキが沈み、D君と合わせて8匹くらいのタチウオを釣り上げることができた。
何度も素バリを引いたが、この日の南芦屋浜のタチウオは私たちを飽きない程度に楽しませてくれた。
しかしタチウオはあんなに凶悪な顔をしているのに、エサは丸呑みしないのだろうか。
ウキが完全に沈み、海中でケミホタルが横に引っ張られているのに、合わせを入れるとすっぽ抜けることが何度もあった。
釣れたのはアタリがあってから十分に待った時。
アタリから1分くらいは待っていたかもしれない。
魚の活性にもよるだろうが、タチウオに早合わせは禁物だということを再確認した。
早朝のワインドでドラゴンが?
夜通し電気ウキ釣り楽しんだ後は早朝のルアータイムだ。
この前テレビで次々とタチウオを釣り上げていたワインド用ルアーをセットし、軽いしゃくりとフォールを入れつつ何度もルアーを投げるが、私には結局なにもヒットしなかった。
ところが辺りが明るくなりかけていた時間にD君のワインドにヒット!
これが極太のタチウオだった!
完全にやられた。
長さはそれほどではないがかなり厚みのあるタチウオで、食べるところがたくさんあって美味しそうだ。
気づいたらマックスの店員が釣果確認の巡回に来ていてDくんが話をしている。
きっと南芦屋浜でタチウオ大爆釣!
ドラゴン出現!などと書かれるのだろう。
後でマックスのリアルタイム情報を見てみるとやっぱりそんなふうに書いてあった。
マックスの釣果情報はウソではないが、ややおおげさに書く傾向があるので注意して欲しい。
その後、ワインドや鉄板バイブを投げ散らかしたがアタリは無かった。
どうやら早朝のルアーに好反応だった場所は東南に面した場所だったようだ。
南芦屋浜でタチウオはいつまで釣れる?
南芦屋浜のタチウオ釣りは12月いっぱいまでいけそうだ。
目安はアジやイワシなどの小魚がいるかどうか。
タチウオはアジ、イワシなどの小魚を追って接岸してくるからだ。
アジ、イワシが岸から離れていけばそれを追ってタチウオも姿を消すだろう。
シーズンが終盤に入ると釣れる数は減るが、大型が釣れるという。
昨年の芦屋浜では確かにそうだった。
ビッグバッカーにドラゴンサイズのタチウオが食いついていたのを横で見ていた。
※私には釣れていない
2017年の釣り納めにタチウオ釣りはいかがだろうか。
読者の方々にはぜひ良い魚を釣り上げて欲しい。
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