和歌山シイラ釣行2日目IN小浦一文字

シイラ

※この記事は和歌山釣行記3部シリーズです。(▶第一話はこちら)

小浦一文字という沖提がある。

場所は和歌山県日高郡日高町阿尾だ。

小浦一文字に渡るには照ちゃん渡船を利用する。

▶照ちゃん渡船

和歌山シイラのメッカといっても良いほどの有名な一文字だ。

ここなら釣れるだろう。

今日は昨日とは違い、天気が崩れる予報もない。

照ちゃん渡船の1番船は早朝4時なので、3時過ぎには宿を出る。

着いたのは出銑ギリギリだったが無事に乗ることができた。

土曜日ということもあり、1番船には30人くらいの釣り人が乗り込んでいる。

15分ほどで一文字に着き、辺りが真っ暗なうちに降ろされる。

私たちには情報がなく、どの場所が良いのか分からない。

とりあえず堤防内向きのやや灯台側に陣取ることにした。

明るくなるまではまだ時間があるので、タチウオでも狙おうかとミノーや鉄板系ルアーやジグを投げてみるが、何も釣れないしアタリもない。

周りの人たちも釣れていないようだ。

まあいい、明るくなってからが本番だ。

今日は釣れるだろう。

その時はそんなふうに思っていた。

おめでたい奴らである。

小浦一文字でシイラを狙う・・・と言うのか?これは?

結果から書くと・・・。

完全ボーズのクリクリ頭、アタリもかすりもしなかった。

とにかく魚がいなかったのだ。

後で照ちゃん渡船の女将さんに聞いたのだが、昨日の大雨が影響しているのだろうということだった。

雨が降る前はそこそこ釣れていたそうだ。

私たちもその釣果情報を見て小浦一文字にやってきたのだが、雨が降ってからその後はパッタリと食いが止まったらしい。

明るくなってからはルアーを変え、ジグを変え、底から巻き上げ、表層を引き倒したが、全く何の反応もなかった。

魚のチェイスやアタリがあればやる気も出るというものだが、異常なし。

ヨシPはすでにこの状態だ。

ヨシPは小浦一文字に来てから8割方寝ていた。

それじゃあ釣れんやろ・・・。

まあ私もD君も釣れていないので結果は変わらないが・・。

ぶっちゃけホントに何も釣れず、アタリもゼロだったので書くことがない。

小浦一文字で釣れる魚と1級ポイント

私たちが小浦一文字へ渡ったのは8月19日だった。

この時期はルアーではシイラ。

エサ釣りではイサギが良く釣れているようだ。

石鯛及びイシガキ鯛はシーズン問わず釣れるという。

小浦一文字は全長約200メートルくらい?と、それほど長い波止ではないが、沖向きの高さは私が今まで見たことのない高さだ。

優に10メートル以上はあると思う。

恐い・・・。

そのため、タモを必要とするシイラ釣りをしている人はいなかった。

イサギを狙っている人は10人くらいいただろうか。

ポツポツと釣れているようであった。

水深は正確には分からないが非常に深い。

30グラムのジグを投げて着底まで20カウントくらいあったので相当な深さだ。

小浦一文字は南北に伸びており、南の先端に灯台があり、こちらが1級ポイントだ。

北の先端は巨大なテトラで釣りは禁止のようだが、用を足すには1級ポイントである(隠れるところが多い)

私たちは初めての小浦一文字だったため、何も分からないまま中央やや北寄りに構えたが、やっぱり灯台周辺が人気のようであった。

そして超1級ポイントは灯台先端の外向きである。

ここは外向きではあるが、堤防が狭いスロープ状になっていて、他に比べて低い位置から釣りができる。

そのため長いタモかギャフがあればギリギリ届くという訳だ。

外向きのため潮通しは抜群で、メーター超えのシイラの多くはここで揚がっていると聞いた。

スペースが狭いため、最大2人までしか入れないので先客がいれば諦めるしかないが、幸運にも空いていればチャレンジしてみるべきだ。

ただし他より低いといってもそれなりの高さがあり、さらに幅が狭く、斜めになっているため結構怖い。

海に落ちないよう十分注意してほしい。

照ちゃん渡船の食堂で反省会

照ちゃん渡船には食堂というか、パンとかカップラーメンを出してくれるスペースがある。

周囲の壁には色んな魚の魚拓が貼ってある。

ブリ、シイラ、ヨコワマグロ、カジキマグロ、クエなどだ。

調理したものは無いが、ホッとくつろげる雰囲気がある。

冷たいお茶は無料サービスで飲める。

魚が釣れる気配が全くしなかった私たちは10時ごろには引き上げて反省会というか、残念会をしていた。

すると照ちゃん渡船の女将さんがかき氷をサービスしてくれて昨日の状況を話してくれた。

やはり昨日の大雨の後は小浦一文字でも釣果はなかったようだった。

さらに照ちゃん渡船の主人(この人が照ちゃん?)が色々とさらに細かい内容を教えてくれた。

今日釣れるとしたら何時ごろからであるとか、朝一には南の先端でメーター超えが必ず釣れるとか、シイラの釣れ始める時期のこととか、その他現地の人しか知らない情報をいくつか教えてくれた。

先に書いた小浦一文字の1級ポイントも照ちゃんが教えてくれたことの一つだ。

こうした情報は利用した人にしか話さないのだと思う。

照ちゃんから私たちに「次のチャレンジ待っているよ」

というメッセージだと受け取った。

パンとカップラーメンを食べながら私は次回のリベンジを誓った。

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和歌山中紀への釣行の反省点とまとめ

近畿地方を襲った台風の影響が釣果に大きな影響を与えたことと、当日の大雨によって魚が沈黙してしまったことがWボウズという結果となった今回の釣行だが後悔はない。

和歌山も中部まで行けば自然が多く、景観がすばらしい。

山の中ではタヌキも見た。

海水浴場の水も綺麗だ。

都会に近い海水浴場のように華々しい雰囲気はないが、のどかな雰囲気があって家族で訪れるには良いところだと思う。

反省することがあるとすれば、真夏の小浦一文字で腰を据えて釣りをするなら暑さ対策や日よけグッズは必要だったかなというくらいだ。

魚は釣れなかったが南国の雰囲気を味わえてそれなりに満足した2日間だった。

 

真夏の和歌山中紀小浦一文字3部シリーズ

おわり

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