大物ヒット?ポートアイランド沖提で飲ませ(泳がせ)釣り

アコウ

今年(2021年)の大阪湾は青物が好調だ。

岸からでも釣れているが、岸和田一文字や武庫川一文字、ポートアイランド沖提ではメジロ・ハマチ、サワラ・サゴシの釣果報告が連日上がっている。

これは行かねばなるまい!

私の休日である火曜日は岸和田渡船が休業ということで、今回はポートアイランド沖提に行くことにした。

ポートアイランド沖提の釣り場紹介

ポートアイランド沖提は神戸市にあるポートアイランドから突き出た波止のことで、大きなフェンスにより陸側からは行くことができない。

渡るには渡船を利用することになる。

今回利用したのは神戸渡船だ。

▶神戸渡船HP

渡船の時間は季節や曜日によって変わるので常にHPをチェックして欲しい。

最低でも30分前には所定の集合場所に到着し、乗船名簿に記入し、料金を支払っておこう。

ポーアイへの渡船料金は2,500円(税込)だ。

神戸渡船からは他にも6防、ミニ波止へなどへも渡してくれる。

他に松村渡船や谷一渡船も同様に神戸沖提に渡してくれる渡船業者だ。

▶松村渡船

▶谷一渡船

ポートアイランド沖提は実は飲ませ釣りにおすすめ?

タチウオや青物が釣れる秋には特に人気が高いポートアイランド沖提は他の沖提と比べて水面が近いのが特長だ。

水面が近いと釣りがしやすい。

特に飲ませ釣りをする際にはありがたい。

飲ませ釣りをする際に水面が近いとアジが弱りにくいのだ。

岸和田一文字や武庫川一文字は波止が高いために活きアジ仕掛けを投げた時のダメージが激しく、数投でアジが弱ってしまう。

それに比べてポーアイ沖提は水面が近いため、アジが元気な状態をキープしやすい。

また飲ませ釣りは波止の内向きに実績があるため、ジギンガーと釣り座が被らないこともメリットだ。

ジギンガーは波止の沖向きに投げたがるし、実際に沖向きの方がよく釣れるのだろう。

しかし飲ませ釣りはウキ仕掛けのために、ある程度仕掛けを流すことになる。

左右のスペースは15mは最低限欲しいところだが、ハイシーズンのポーアイ沖向きは5メートルごとにジギンガーが立ち並ぶ。

ウキを流すスペースはなく、仮に流せばジギンガーの投げたルアーとオマツリは避けられない。

お祭りになれば釣りがストップするだけでなく、アジも弱ってしまう。

そのためポーアイで飲ませ釣りをするなら先端の内向きがベストポイントとなる。

内向きだからといって侮ってはいけない。

私の飲ませ釣りの師匠であるTさんはメジロクラスを何本も釣っている実績がある。

Tさんが言うにはタナは3~3.5ヒロ、仕掛けはなるべく沖に投入すると良いとのことだ。

ポーアイで飲ませ釣り釣果は?

飲ませ釣りで最初にクリアしなければいけないのがアジの確保だが、この日は明るくなりかけた6時ごろにイワシ・サバに混じってアジが釣れた。

イワシはリリースし、アジとサバはスカリに入れてキープする。

この日のアジのサイズはバラバラで、10センチくらいの個体から20センチほどの立派なサイズまでが足元サビキで釣れた。

さっそく活きアジをつけて仕掛けを投入するが、背中(沖向き)では早くもジギンガーの竿が曲がっている。

ハマチサイズがよく釣れているようだ。

しかし内向きの飲ませ仕掛けには反応なし。

「焦ることはない、飲ませ釣りの本番はこれからだ」※T師匠

他にも色々とLINEでリアルタイムでアドバイスをもらった。

「仕掛けは沖に流せ」

「できれば先端に流せ」

アドバイス通りに沖向きに投げ、ちょっと手元を見ているうちに気づけばウキを見失った。

あれ?私のウキがない・・?

正面やや左の沖に投げたはずのウキがどこにも見当たらない。

これはもしや?

急にドキドキしてきた。

そうだ!糸はどうなっている?

道糸を見るとスルスルと出ていくではないか!?

グイーっ!と長く合わせると魚の重みが乗った。

ファイトに入るがかなりの重量感で簡単に寄ってきそうにない。

これは大物だ!

そう思った瞬間、急にテンションが抜けた。

バラシてしまった…。

仕掛けは道糸から切れてしまい、ウキだけが海面を漂っている。

呆然としながら新調したタモでウキを掬った。

む、無念…。

この日のために無くしたタモの柄とブリサイズでも掬えるデカいタモ網を買ったのに。

初めての出番がまさか切れたウキを掬うためだなんて想像していなかった。

落ち込んでいても仕方ない。

師匠に報告すると

「それはアカン!道糸は5号いるで」

と言われた。(3号のナイロンを使っていた)

青物のパワーを舐めていた私が悪い。

スズキとは訳が違うことを思い知った。

替えがないので仕方なく仕掛け直し小アジをつけたらこんなヤツが釣れた。

アコウだ。

釣ったのは初めてで嬉しかったが小さいのでリリースした。

その後はアタリもなく今回の釣行は11時で終了。

残念だったが色々と勉強になった釣行だった。

秋のポーアイ沖提で飲ませ釣り反省点

最大の反省点はタックルだ。

ブリまで釣れる可能性があるので、大物パワーに耐えられるタックルを用意しておかなければいけなかった。

場所に関しては先端付近にグループがいたので、先端からやや内側になってしまったこと。

仕掛けの投点はもっと沖に投げること。

それと、もっと多くのアジを確保できた方が良かったかなと思う。

もしこの記事を読んだ方がポーアイ沖提に飲ませ釣り行くなら、私のような失敗をしないように参考にして欲しい。

せっかく新しいタモの柄と大きな魚でも楽にネットインできるタモを買ったので、大物を釣って今年中に入魂したいと思っている。

次は絶対に釣り上げる!

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