2017年冬の南芦屋浜でエビ撒き釣りのハネ快釣!

ハネ

冬の大阪湾の釣り物は限られる。

しかし冬でもチヌ、ハネ、メバルは元気のようで、フィッシングMAXの情報では特にエビ撒き釣りで釣るハネが好調のようだ。

という訳で今回のターゲットはハネに決定した。

エビ撒き釣りは現在2連敗中だが、ここ最近はハネが釣れているようなので私にも1匹くらいは釣れてくれるのではないかと思っている。

タイミングよく学生の釣り友達「Dくん」からのお誘いがあったので一緒に行くことになった。

Dくんは単位が足りず留年した大学5年生で気のいい奴だ。

留年した時はややへこんでいたが、これで1年間思う存分釣りができると喜んでいる。

Dくんの親は泣いているだろうが、私にとっては釣り友達が減るのは悲しいので、Dくんの留年については内心喜ばしく思っていた。

学生時代の1年くらいはどうってことはないのだ。

学生の時にしかできないことを思う存分やればいい。

それが釣りかどうかは私には分からないが。

ともあれDくんとの釣行は今釣れている南芦屋浜に決定した。

南芦屋浜ならどの方向から風が吹いてもどこかで釣りができるからだ。

釣果も出ている。

潮は中潮で悪くない。

釣行日は1月31日の夕マヅメ狙いに決定した。

寒いし平日ということもあり、人も少ないだろう。

楽しい釣行になりそうだ。

西宮、芦屋でシラサエビを買うならここがお勧め

マックス芦屋店で活きエビ用のハリスを購入し、Dくんと合流する。

本命のお店は琵琶湖からの入荷が無かったとのことで、エビが売り切れていたために別のお店でエビを購入した。

本命のお店はこちら。

武庫川釣り具センター

このお店はドッサリエビを入れてくれるし、エビの活きも抜群なので、尼崎、西宮、芦屋方面でエビ撒き釣りをするならこのお店をお勧めする。

マックスは釣り具に関しては品揃えは文句はないし、ポイントを貯めることもできるので良い店だと思う。

しかしエビだけはお勧めできない。

エビ撒き釣りにおいてエビの質と量は最も重要である。

他に良い店があるのならそちらに行くのは当然だ。

以前こちらの本命のお店でエビを2,000円分購入した時は、クーラーの底がエビで見えなくなってしまうくらい入れてくれた。

パワーの弱いブクブクではエビが酸欠を起こしてしまうくらいの量だった。

それ以来、西宮、芦屋でエビを買うならこのお店と決めている。

雨上がりの南芦屋浜は水の色が悪かったが果たして・・?

現地に着いてみると、やっぱり釣り人は数えるほどしかいない。

エビ撒きをしている人に状況を聞いてみると、

「アカンね・・」

「アタリもないわ~」

とのこと。

ん~・・・

早くも黄色信号が灯ってきた。

水の色も茶色く濁っている。

今日も釣れないのか?

Dくんと場所を変えるかどうか、しばらく話し合った結果、腹を決めて南芦屋浜で勝負することにした。

釣り座は南芦屋浜の東側。

駐車場からすぐの場所だ。

カベが黒く煤けているのが目印だ。

別にここしか釣れない訳ではないが一応の目安として載せておく。

ちなみに私はエビ撒き釣りをする時は角(コーナー)を選ばない。

潮通しが良いとは思うが、エビが散ってしまう気がするからだ。

平面な岩壁なら潮は右か左のどちらかにしか流れないので、エビの行方も想像しやすい。

釣りは水中で何がどうなっているかをどれだけリアルに想像できるかで差がつくのだ。

釣り始めは15時前くらいで、この日の干潮は15時30分。

干潮から上げ初めて日没までがチャンスだと考え、エビを撒くペースを組み立てていく。

南芦屋浜の水深と仕掛けの投点について

南芦屋浜は沖向き以外は全域に敷石が敷かれている。

この日は濁っていたが、水が透明な時にはその敷石が海底にハッキリと見え、その敷石は竿1本先まで続き、そこから深くなる形だ。

岸壁の足元から竿1本先まで干潮の時に4ヒロていど。

そこから徐々に深くなり、竿2本先では5ヒロとなる。

ハネは常にエサを求めて回遊する傾向にあり、その回遊ルートは岸に沿ったブレイク
の上だと予想できる。

従って仕掛けの投点を竿2本先のブレイク上に入れることにし、まずはタナを4ヒロにした。

ところが・・・

南芦屋の七不思議

南芦屋浜でタナを底に設定すると、必ずと言って良いほど何かに引っかかるのだ。
この日もそうだった。

しばらくウキを流していると、徐々にウキが沈んでいくのである。

始めは

「・・・アタリなのか・・・?」

と思ってドキドキして合わせのタイミングを図っていたのだが、あまりにも毎回同じところでウキが沈むので、海底の何かに引っかかっているのだと思う。

しかし同じような沈み方で魚のアタリだったこともあるために、実に悩ましいのだ。

これは東側に限った話ではなく、南芦屋浜ほぼ全域で起こる現象だ。

私たちはこれを南芦屋の七不思議と呼んでいる。

これを避けるために投点を竿2本分、タナを3ヒロに変えてエビをパラパラと撒いていく。

まだ日は高い。

勝負は16時過ぎからだろう。

ウキは油断した時に沈む

いよいよ16時となり、日没まであと約1時間となった。

ここからが激熱の時間だ。

エビを撒くしゃくにも力が入る。

ちなみにこの日は上撒きオンリーだ。

釣り始めとは違い、仕掛けを投げるたびに毎回10匹くらいのエビを撒いていく。

まだアタリはない。

ふ、と気が緩んでいた時に不意にウキが沈んだ!

慌てて合わせを入れるが糸ふけが出ていたため、手ごたえが無い。

リールをグルグル巻いて、巻きながら竿をあおるが時すでに遅し。

手ごたえのないまま仕掛けが返ってきた・・。

クソッ!油断した・・・。

しかしまだ魚はいるはず!

とばかり、エビをドカ撒きする私。

Dくんもテンションが上がり、2人でせっせとエビを撒いてハネの足止めを試みる。

が、その後しばらくアタリは遠のいてしまった。

気を取り直し、次こそはと元気の無いエビを変えて仕掛けを入れ、エビを撒いたらすぐにアタリが!

合わせるとガツッと魚の重みを感じ、しばらくファイトを楽しむ。

忘れかけていた魚の引きだ。

Dくんにタモ入れをしてもらい、無事ハネを釣り上げることができた。

45センチくらいの痩せたハネだったが、久しぶりに釣り上げたハネはとてもキレイだった。

針は下あごに刺さっていた。

今日は釣れた魚を食べるつもりではなかったので優しくリリース。

濡れた手を拭いて次の魚を狙う。

その後もちょくちょくアタリが来るが、何度か素バリを引いた。

Dくんはよく当たりのある私を見てくやしがっている。

そんなDくんにも待望のアタリがあった。

私の横で突然

ブオン!!

という風切り音が鳴った。

Dくんが大合わせを入れたのだ。

「うわ~~・・」

とD君が嘆いている。

素バリか・・・残念・・(=゚ω゚)ノ

と、思った次の瞬間なぜかファイトするDくん。

最初の私と同じように、あまりにも糸ふけが出ていたために、テンションがかからなかったようだが、大合わせの後も魚が幸運にも針を離していなかったようだ。

今度は私がタモ入れを行い、これで仲良く1匹ずつ魚を釣り上げることができた。

Dくんの釣った魚は私のより一回り大きかった。

ちょっと悔しい。

その後、暗くなり電気ウキに交換し、エビが無くなるまで釣りをしたが、アタリはあっても魚がかかることは無かった。

冬の南芦屋浜のエビ撒き釣りの反省点

反省という訳では無いが、本命のお店でエビを買えなかったことにより、景気よくエビを撒くことができなかった点が挙げられる。

次に1人に魚が掛かった時にお互いにタモ入れを手伝ったが、本当は群れで来ている魚を足止めするために、もう一人はエビをジャンジャン撒くべきだ思う。

そうすれば、残りの魚も撒いたエビに狂ってアタリが連発したかもしれない。

さらに言えば、寒さ対策は万全にしておくことが大事だ。

私は十分な対策をしていたが、Dくんは寒い寒いと何度も言っていた。

着こみが甘かったこともあるかもしれないが、Dくんはエビを掬う時に毎回手を水に漬けていたことが原因の1つだったと思う。

私の防寒着は実は釣り専用ではない。

ワークマンという職人さんが利用するお店で買った「イージス」という防寒着だ。

上下セットで5千円くらいで買ったように記憶している。

安くて暖かく、デザインも悪くないのでお勧めだ。

また、エビをすくうための網は、柄の部分が木でできているものを使った方が良い。

手をほとんど濡らさずにエビをすくうことができる優れものだ。

エサ釣りに限っては、リールや竿はそれほど高い物は必要ないと思う。

だが小物にはわずかなお金をかけるだけで快適になるものがある。

ちょっとしたことだが大事なことだと私は思っている。

次回釣行の目標は2匹以上としたい。

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