岸和田一文字でエビ撒き釣りをした結果まさかのアクシデントにより強制終了!?

メバル

冬の岸和田一文字にエビ撒き釣りに行ってきた。

できればアコウが釣りたい。

アコウが無理ならハネ(スズキの幼魚)

それでもダメならメバル。

最低でもガシラは釣れて欲しい。

幸いにも気圧配置は穏やかそうで、風もなさそうだ。

本日は2016年12月20日。潮は長潮。

沖堤防に渡れば何か釣れるだろう。

いや、ゼッタイ釣れるはず!

今年最後の釣行となるかもしれないので、最後くらいは狙いの釣り物をGETして締めくくりたい。

岸和田で活きエビを買うなら片岡釣り具店

岸和田渡船の駐車場エリアにある釣り具屋さんは「片岡釣り具店」と言い、おばあちゃんが1人でやっている。

南大阪でエビ撒き釣りをするならここで買うことをお勧めする。

理由はエビの活きが良いことと、時おりエビをおまけしてくれる。

そして何と言ってもこの店のおばあちゃんから得られる情報が濃いことだ。

実はこの店、岸和田周辺のエビ撒き釣り師の猛者が集う店なのだ。

そのため釣果情報をおばあちゃんに聞くとリアルに釣れている場所や魚種を教えてくれる。

私のような若輩者にも聞けば親切に教えてくれるのだ。

おまけに「コーヒー持って行き!」と勧めてくれる。

「ゆで卵もあるで?」と言ってくれたり、

「お昼ごはん食べていくか?」と言ってくれたりする。(丁重に断ったが)

フィッシングMAXは夜中も開いていて便利だが、私は活きエビだけは片岡釣り具店で買うことにしている。

釣りは腕や道具よりも、生の情報が大事だ。

いくら凄腕の釣り師でも、魚のいないところで釣り糸を垂れていては釣れないのである。

ここでエビを買ったらぜひおばあちゃんに話しかけてみて欲しい。

ちなみにここのおばあちゃん、早朝は元気だが、夕方になるとしんどいのか眠いのか、あまりやる気がない。

しかし岸和田の釣りには欠かせない存在なのがここのおばあちゃんだと私は思っている。

いつまでも長生きして欲しいものだ。

岸和田一文字の「沖の北」へ渡してもらう

薄暗い中タックルのチェックを終え、エサを買い、乗船券を買いに岸和田渡船へ。

岸和田渡船の船は〇〇川の北側から乗船するが、受け付けは川を挟んだ南側にある。

乗船券は自動販売機になっており、大人2千円だ。

乗船名簿に記入し、チケットと一緒に店員さんに渡すと2枚のプレートを渡される。

1枚は乗船時に船員スタッフに渡し、もう一枚自分で持っておき、帰る時に返却するシステムだ。

平日の冬だというのに1番船に乗ろうとしている釣り客は20人くらいはいるだろうか。

まだ辺りは真っ暗な中、思い思いの待ち時間を過ごす。

常連ぽい人が半分くらい。

2人組の若者が数組。

残りは私のようなピンで来ている釣り人だ。

神戸の沖堤防の釣り客とは雰囲気がまた違う。

岸和田一文字への釣り客はどちらかというと大人しいというか、静かに待っている人が多いように思う。

ルアーマンとエサ釣り師との違いがあるのかもしれない。

乗船から15分ていどで沖の北に到着。

ほとんどの釣り客はこの沖の北で降りた。

ライバルが多いのか!?

とやや緊張したが、降りてみれば私と競合する人はいなかった。

沖の北で降りた釣り人の半分はクリスマスカレイ狙いで、残りはルアーでタチウオや青物狙いのようだった。

エビ撒き釣りは私だけ?

なんだか嫌な予感がするが、ここまで来たら行くしかない。

真っ暗な中、先端付近へ陣取り仕掛けを用意する。

まだ辺りは真っ暗だがこの間買ったランタンが今回も活躍してくれた。

ヘッドライトより断然明るい。

場所をどこにすれば良いのか、ここでエビ撒き釣りをするのは初めてなのでさっぱり分からない。

何か変化がある場所が良いだろうと思い、階段の近くに場所を決める。

しかしこの場所は失敗だったことが後から分かるのだが、この時は釣れる気しかしていないので、やる気満々である。

真っ暗な中電気ウキをつけて仕掛けを落とし、パラパラとエビを撒く。

いきなり一投目で釣れたらどうしよう?

などと超前向きな妄想を抱きながら仕掛けを投入するが、そんなにうまくいく訳は無い。

アタリは無かったが、しばらくすると明るくなってきた。

この時点でも私の中での釣れる気度はMAXだ。

しかしまだウキには反応が出ない。

謎の巨大魚に仕掛けを切られる

仕掛けの投入は岸から竿2本分先だ。

ほとんどの堤防には土台があり、その土台部分と海底にかけ上がりを作っている。

そのかけ上がりに魚が回遊してくるだろうと読んでの竿先2本分である。

ウキ下は5ヒロを取っている。

ほぼ底に仕掛けが這うようなイメージである。

あわよくばアコウが釣れてくれないか?

アコウが無理でもメバル、ガシラなどの根魚が食ってくれるに違いないと考えてのタナ取りだ。

と!その時!

ウキが、グ・・ググーーーと引き込まれた!

エイヤッと合わせ、魚の重みを感じたが次の瞬間、

フッ・・・

と外れてしまった。

仕掛けを上げてみるとハリが無い。

謎の巨大魚に針先を持って行かれたか?

何度かエビが半分になって返ってきていたので、犯人はふぐの可能性が高いのだが、そこは釣り人である。

犯人は謎の巨大魚ということにしておく。

 

さんざんエビを撒いたポイントに事件が起こり強制終了!?

アタリの正体は不明なままであるが、魚がいることに間違いはない。

気を取り直し、仕掛けを結び直し釣りを再開。

次のアタリは7時ごろに来た。

ゆっくりとウキが沈んでいくようなアタリ。

釣りあげた魚は15センチくらいのメバルだった。

これは小さいのでリリース。

私の狙いはビッグアコウだ。

その後もアタリはポツポツとあるが、素針りを食らい続けるが、魚からの返信があることが楽しい。

そんなふうにエビ撒き釣りを楽しんでいたその時、事件が起こる。

時間は10時くらいだろうか。

堤防に船が真っ直ぐ向かってきた。

ドッドッドッド・・

船が近づいてくる。

ドッドッドッド・・

ん?

ドッドッドッド・・

え?え?え?

ドッドッドッド・・

え、え~~~!?

そしてとうとう写真のように私の目の前に船が着けられたのだ。

何もこんな所に船を着けなくてもいいのに・・。

今までせっせとエビを撒いて作ってきたポイントなのに、台無しである。

強制終了だ。

堤防の先端のソーラーパネルを交換するためにやってきたようだが、私にとっては大迷惑だ。

仕方ないので堤防の中ほどに場所を移動するが、残り少ないエビと日も高くなり、もはや心が折れて釣れる気がしなかった。

 

本日の釣果はメバル1匹。

周りはカレイが釣れていたようだ。

タチウオや青物をルアーで狙っていた人もいたが、エソ以外は何も釣れていないようだった。

岸和田一文字、沖の北へのエビ撒き釣行は不発に終わったが、沖提は人が少なくて水の色も良く、景色も気持ちがいい。

リベンジを心に誓いつつ、帰りの船に乗り込んだのだった。

次はゼッタイ釣ってやる!!

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