大阪湾バチシーズンまっただ中。
魚は釣れる時に釣れ!
魚を釣りたいなら釣り人の都合ではなく、できるだけ魚の都合に合わせることだ。
自然は待ってはくれないのだ。
という訳で1年で最も簡単にシーバスが釣れるバチパターンシーバスを狙おうと、またもや神崎川&左門殿川合流地点ポイントに行ってきた。
今回の同行者はK兄い。
バチパターンで釣れたという話をするとK兄いが
「俺も行く!」
と言うので、夕暮れに現地集合の約束をした。
竿先が見えなくなるくらいの時間にアタリが・・
現地に着くと私のお気に入りの立ち位置に先行者がいた。
しかもすでに魚とファイトしている!
残念ながらファイトの正体はボラ先生だった。
先行者の若者は残念そうだが、大丈夫。
若者よ、チャンスはまだある!
と言いながら少し離れた場所で準備を進める。
K兄いは見当たらない。
TELにも出ない。
仕方ないので若者とポツポツ会話しながらキャストを繰り返す。
最初はマニックから。
まだ辺りは明るい。
反応が無いのでフィール(目玉取れた)に変える。
だんだんと暗くなってきたところで
コツン・・
とアタリが出た( ゚Д゚)
しかし乗らない。
ふと見ると若者のシーバスロッドが曲がりファイトをしている。
だが岸際で最後のツッコミに合い、ラインブレイク。
かなりデカイ魚だったようだが、若者よ、次があるさ!
と応援しておいた。
そんなこんなで私にもやっと魚がかかった。
ルアーはマニックに変えたところだった。
何度かのジャンプを繰り返した後、無事ランディング。
新しく購入したランディングネット&ポールに入魂完了!
手伝ってくれた若者に感謝しつつ、写真を撮る。
ずいぶん痩せたひょろ長いシーバスだが、1匹は1匹だ。
それにしてもK兄いはどこに行ったのだろう?
そんなことを考えながら再びキャストを繰り返す。
この場所はいつも日没から時合いがあり、その時合いが最初は20分、次に20分空いて10分の時合い、30分空いて5分の時合い、のように徐々に時合いの感覚が長くなっていき、21時ごろにはアタリが遠くなるような傾向がある。
もちろんその日によって違いはあるが、おおむねこのような感じで時合いが訪れると感じている。
バチパターンで人より多く魚を釣るタックルって?
1匹シーバスを釣り上げて心の余裕ができた私は若者と話をしながらキャストを繰り返していた。
若者のタックルはシーバスロッドにPEラインと、完全なシーバススタイルである。
ちゃんとしたタックルだし、それが普通だと思う。
が、私は違うのである。
実はバチパターンに限定した専用タックルなのだ。
このタックルセッティングにしてからは、バチパターンでのシーバス釣果が2倍になった。
一緒に行った友人と比べても、明らかに私の方が多く釣り上げた実績がある。
超絶お勧め、対バチシーバス専用タックルである。
ではそのタックルを紹介しよう。
それは、メバリングロッド(ソリッド)&ナイロンラインだ。
メバリングロッドでシーバスを釣り上げることなんてできるのか?と思うかもしれないが、問題なく釣り上げることができる。
前回も、この日もシーバスを釣り上げることができた。
なぜ私がメバリングソリッドロッドとナイロンラインを使うのかをまとめてみたので参考にして欲しい。
バチパターンシーバス釣りにメバリングロッドとナイロンラインを使う理由
バチを食っているシーバスは、泳いでいるバチを捕食する時に、バチもろとも周囲の海水を吸い込むように捕食することが多い。
ソフトに吸い込むようにバチを飲み込むのだ。
そのためバチパターンではショートバイトが多発する。
コツンと来るのに乗らないのはこのためである。
そこでメバリングソリッドロッドのように竿先が非常に柔らかいロッドを使い、吸い込むようなショートバイトを乗せてしまおうという訳だ。
ルアーのお尻だけを甘噛みするようなシーバスのバイトは、シーバスロッドでは弾いてしまうが、竿先の非常に柔らかいソリッドロッド(メバリングロッド)なら針掛かりする可能性が上がるのである。
実際に私はメバリングロッドを使うようになってから、バチシーバスの捕獲率が2倍以上に上がった。
そしてラインはナイロンラインを使用すると、さらに捕獲率が上がると考えている。
ナイロンラインはPEラインにはない伸びがあるからである。
PEラインでは弾いてしまうショートバイトであっても、メバリングロッドに伸びのあるナイロンラインなら魚の口に掛かってくれる可能性が上がる。
ベイトがイワシのような小魚の場合、シーバスは小魚の頭から食いにかかるが、バチの場合は吸い込むような食い方をするため、そのショートバイトを捕ることを考えた結果、行きついた答えである。
ぜひ試して欲しい。
バチパターンで食ってきた巨大チヌ
20時を過ぎて再びアタリが出始めたころに、ついに私の竿に「グン!」というアタリが出た。
バチパターンの合わせのコツは、魚の重みが竿に乗ってから合わせることだ。
コツンで慌てて合わせると、ほとんど乗らない。
魚がルアーを咥え反転し、竿に重みが伝わってきてから合わせるのだ。
焦ると上手くいかない。
しかし今回のアタリは割とハッキリと出た。
スウィープ気味に合わせると魚の重みがしっかりと伝わってきた。
ファイト開始だ!
沖で掛かったため、寄せて来るのに時間がかかる。
エラ洗いはしない。
しかしかなり重みのある魚である。
このままだとラインブレイクの恐れがあると判断し、左手でキリキリとドラグを緩めるとラインが出ていく。
シーバスとしたらスズキクラスか?
それとも巨大チヌか?
ボラ先生は勘弁してくれなどと思いつつ、しばらくのファイトの後魚体が見えた。
チヌだ!
かなりデカイチヌだ。
若者がタモを構えてくれるが、まだ魚は弱っていない。
数度のツッコミの後、無事ランディングできた。
若者くん、ありがとう!
メジャーを持って来ていないので正確には分からないが、50㎝に届くかどうかの巨大なチヌだ。
シーバスとは体高と厚みが違う。
かなり満足できる魚である。
ボラ先生の大群が押し寄せる
20時半を過ぎてK兄いが暗闇の向こうからやってきた。
ボラ先生が1匹のみだそうだ。
そしてK兄いが返ってくると同時に、先行の若者がK兄いのツレであることが分かった。
なんだ、先に言っておいてよ、K兄い・・
そんなこんなで3人揃ってルアーを投げていたところ、若者と私にアタリが出る。
ボラ先生の登場である。
先生はタモがクサくなるので、できれば釣りたくない魚だが仕方が無い。
ボラ先生の気配が強くなってきた時に、水面に魚影が時おりギラッと見える。
水面のバチを捕食しているようだ。
シーバス?
そう思いライトで水面を照らし、よく見るとその魚はやっぱりボラ先生だった。
やたらと先生の活性が上がっている。
対してシーバスらしきアタリは完全に遠のいてしまった。
私たちの周辺にはもうボラ先生しかいない。
シーバスもいるのかもしれないが、ルアーを投げれば一目散に食ってくるのはボラ先生。
これはお手上げである。
橋の下に場所を変えても先生はヤル気満々である。
ポツポツと雨も降り始めたために、これにて終了とした。
K兄いは「ラスト3投!」
と言って10投くらいしていた(笑)
釣り人あるあるだ。
バチシーバスもそろそろ終盤戦である。
あと1回くらいはバチシーバスでデカいシーバスを釣りたいと思っている。
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