2020年秋、大阪兵庫ではタチウオが釣れていない。
毎年秋の大阪湾の夜はタチウオ狙いの電気ウキが海面に浮かんで綺麗なのだが今年はそうではない。
代わりに釣れるのはサバばかり。
いったいタチウオはどこに行ってしまったのか?
やっぱり秋は一度くらいはタチウオ釣りに行きたい。
そこで候補に上がったのが和歌山だ。
和歌山市内の波止や港では順調にタチウオが釣れているという。
これは行かねばならない。
という訳で「魚が釣りたい」という息子と共に和歌山マリーナシティ大波止へと向かった。

和歌山マリーナシティという釣り場
和歌山マリーナシティはポルトヨーロッパやホテル、黒潮市場など他にもいくつかのリゾート施設がある人工島だ。
埋立地になっていて、敷地内には有料の海釣り公園もある。
ここで紹介したいのは沖向きの大波止という場所なので混同しないようにして欲しい。
地図のように真っ直ぐ伸びた長い波止が釣り場となっている。
内向きにも釣り人はいるが、一応釣り禁止となっている。
駐車場はマリーナシティへのメインブリッジを渡って突きあたりまで直進したところにある。
料金は一日500円と良心的だ。
きれいなトイレもあるので女性連れでも安心である。
タチウオ狙いなら大波止のどこでもチャンスはあると思うが、潮通しの良いのは南側(沖向きに向かって左側)だろう。
アジ、イワシ、キス、ヒラメ、マゴチ、タチウオ、チヌ、ハネ、青物、アオリイカ、コウイカなど魚種多彩に釣れる。
柵はないが腰あたりまでの低い塀があるので安心して釣りができる。


和歌山マリーナシティでタチウオは釣れたのか?
釣り場に着いたのはちょうど暗くなる前。
夕まづめのチャンスに1匹は釣りあげたいものだ。
息子は手返しの良いキビナゴの引き釣りでタチウオを狙っている。
私はウキ釣り一本なので暗くなってからが勝負だ。
暗くなり始めた時に息子のキビナゴ引き釣りにアタリがあった。
見るとキビナゴがボロボロになっている。
タチウオはいる!
気合を入れて何度も投げる息子だが結局引き釣りでアタリは続かなかった。
もどかしいけど楽しい タチウオのアタリ
真っ暗になってからは2人ともウキ釣りだ。
この日は若潮でそれほど潮は流れない。
風は背中からの風だったため快適だった。
最初のアタリがあったのは私のウキに18時ごろだった。
タチウオのアタリは合わせるのが本当に難しい。
このアタリはウキがトップまで沈むかどうかというところで止まり、しばらくすると浮いてくるような微妙なアタリ。
数回繰り返した後に反応はなくなった。
仕掛けを回収するとエサはなくなっていた。
ぐぬぬ・・
やっぱり早く合わせた方が良かったのだろうか?
あのアタリでしっかり食っているとは思えないが、次アタリがあったら早会わせをしてみよう。

周りを見るとお隣さんにもアタリが来ているようだ。
息子にもアタリがあったが私と同じくエサだけ取られた。
2回目のアタリがあったのは18時半くらいだった。
さっきと同じようなアタリだが、今度は合わせてみた。
結果はスカ・・。
ぐぐぐ・・(+_+)
息子の前で父の凄いところを見せたいというのにタチウオめ・・。
しかし逆に言えばこれだからタチウオ釣りは面白いのだ。
アタリはあるのできっと釣れるだろう。
次のアタリは19時ごろ。
このアタリは先のアタリと違ってウキがしっかり沈んでいる!
これは合わせるしかないと竿をあおると魚の重みがある。
今年初のタチウオだ。


タチウオ仕掛けに良いサイズのアジがヒット!
アタリがなくなって1時間くらい経った。
誘いを入れたり沖に投げたり手前を流したり、色々とやってみたがアタリはない。
釣れていた時にタナは2ヒロ半だったが、アタリがないのでタナを3ヒロ半と深くしてみた。
するとすぐにアタリが!
キビナゴ仕掛けなのでタチウオだと思っていたが、釣りあげてビックリ!
陸からはなかなか釣れないサイズのアジだった。

同じくタナを変えた息子にもヒット。
タチウオではなかったが息子にも魚が釣れてホッとした。
しかもこのサイズのアジなら先に釣ったタチウオより価値があるだろう。
十分なおみやげサイズだ。

和歌山マリーナシティでタチウオ釣りまとめ
今回入ったのはマリーナシティ大波止の真ん中付近。
駐車場から大波止に上がってすぐのところだ。
今回の釣行日は平日だったが広大な釣り場はなので、どこかで竿を出すことができるだろう。
確実にタチウオを釣りたいなら一晩中ウキ釣りをすれば1匹くらいは釣れるのだろう。
よく分からない時間に突然食いだすこともある。
タチウオはいつ釣れるか本当に分からないが、釣れている場所に行けばどこかで食いの立つ時間があると思う。
和歌山マリーナシティ大波止なら少なくともタチウオは回遊しているので、どうしてもタチウオの顔を見たい方は行ってみて欲しい。
検討を祈っている。
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