初夏の下津ピアランド、ヤエンでアオリイカを釣る?

アオリイカ

しばらくブログを書いていなかったが、釣りにはボチボチ行っていた。

釣れていないので書く気が起こらなかっただけだ。

6月の終わりごろから7月初めにかけて、エギでキロオーバーのアオリイカが釣れているという。

エギで釣れるなら活きアジを使ったヤエン釣りで釣れない訳はないだろうと思ったのだ。

ヤエン釣りは2022年に入って初めて挑戦しているが、未だにアオリイカは釣れていない。

どうしてもヤエンでアオリイカを1ハイ釣りたいと思い、和歌山の海南にある下津ピアランドという釣り公園に行くことにした。

下津ピアランドの釣り場紹介

下津ピアランドは和歌山の海南にある海に桟橋が突き出た形をした海上釣り公園だ。

▶下津ピアランド

アジやイワシ、メバルなどの小型魚からアオリイカ、チヌ、スズキ、ハマチやブリなどの大型魚も釣れる。

夏にはルアーでシイラが連発するなど、様々な魚種が狙える好釣り場だ。

入園料は1,100円

沖へ伸びる桟橋とは別に、筏があったようだが2022年7月現在は設置されていない。

開園時間は4月から10月まではAM5時オープン。

11月から3月まではAM6時オープンだ。

管理事務所の施設内には売店があり、釣り具や軽食も用意されている。

トイレや手洗い場もシャワー室(有料)も完備していて快適である。

駐車場はおせじにも広いとは言えない。

ハイシーズンや土日は坂道にズラズラと車を並べて停めることになる。

地図はこちら↓

下津ピアランドでヤエン釣り

ヤエン釣りは今までやったことがなく、2022年になって初めて挑戦した。

下津ピアランドの前に紀北の田の浦漁港と海南の戸坂漁港で挑戦したが共にボウズで終わった。

ヤエン釣り師の中では知らない人はいないシマノの「アオリスタ」というリールまで手に入れて意気込んだのだが、未だにアジが齧られたことすらない。

下津ピアランドには5時前に到着した。

平日だというのに階段下まで人が並んでいる。

5時になり開門となるや否や、ルアーマンは桟橋の先端を目指して小走りで向かっている。

私は最後列だ。

係りのおばちゃんがいるが料金は回収されていない。

なんでも6時くらいに回収に回ってきて入場証を渡して回るとのことだ。

ちなみに入場料は1200円を払い、退場時に入場証を返却すると100円が返ってくるというシステムだ。

私は桟橋の中央よりやや手前の人の少ない場所を選んだ。

ヤエン釣りはアジを泳がる釣りなので周りに人がいると迷惑がかかると思ったからだ。

この日は平日ということもあり、開門時から並んでいたのは20名ほどだった。

桟橋先端(通称ロイヤル)はすぐに埋まったが、中央から根本付近には余裕があった。

釣り具のまるにしで買ってきたアジをセットし、さっそく投入だ。

アジが水面をパチャパチャと・・・

ヤエン釣りは生きアジを針にかけ、自由に泳がせてイカを誘い、イカがアジを抱いたらそっと引き寄せて最後にヤエンを投入する、という釣りである。

未だにイカをヒットさせたことがないが、今回こそはという思いで挑んでいる。

今回用は活きアジ5匹を釣り具のマルニシで用意した。

サイズはデカイのひと言である。

おとりフックをゼイゴに掛けていざ投入。

元気にアジが潜っていき、アオリスタがジリジリと音を立てる。

イカが掛かったらどんな音が鳴るのだろう?

もっとすごい勢いでラインが出ていくのか?

ジェット噴射のタイミングで音が鳴るのだろうか?

そんな期待をしながらアジの泳ぐままに任せてラインを出していく。

さて、後はアタリを待つだけだ。

釣り具の整理をしたり、スマホで周りを撮影したりしていると、なにやら沖の方でパチャパチャと泳いでいる生き物がいる。

なんだろう?

よく見ると自分の出したラインの延長上でパチャパチャしているように見える。

あれ?

もしかして私のアジ??

さっきはあんなに元気に潜っていったのに、なぜか海面で泳いでいる。

これではイカは釣れない!

弱ったのだろうか?

原因は不明だが、とにかくアジに潜ってもらわないと始まらない。

とりあえずアジを回収し、真下に落とす。

初めに比べるとアジが弱っているように見えるが、再び味は潜ってくれた。

ほっとしたのも束の間。

しばらくするとまたもや海面でパチャパチャやっている・・・。

これはいけない。

アジは5匹しかいないが仕方なく選手交代させ、元気なアジを投入。

これで大丈夫!

そう思っていた・・・。

しかし、しばらくするとアジは海面パチャパチャだ。

これはダメだ。

アジが悪いのか?潮の影響か?答えは分からないまま3匹のアジを消費した。

4匹目はおとりフックをつけようとした時に暴れて海に帰っていった。

アジは残り1匹。

もう海面パチャパチャはごめんだ。

無理やりにでも沈めてやる!

フックの部分に重りをつけてアジが浮かないようにすれば良いのではないか。

そうだ!そうしよう!

せっせと手持ちのナス型重りをセットして、最後のアジを投入。

その瞬間「ブチッ」という音がした。

重さに耐えきれなかったのか、おとりフックの環の部分が折れて5匹目のアジも海に帰っていった。

突然のゲームセット・・・。

時間はまだ8時だがもはや心も折れた。

管理事務所のおばちゃんに「もう帰るの?」

と聞かれ、苦笑いしながら弱弱しく「あ、はい・・」

と返事することしかできなかった。

下津ピアランドでアオリイカ狙いの反省点

今回の反省点はヤエンでアオリイカを狙ったところにあるのかなと思う。

そもそも下津ピアでのアオリイカ釣果はほぼエギでの釣果だったのだ。

桟橋ならどこでも釣れるだろうと思った私の読みが甘かった。

やはりアオリイカ狙いでも他の魚種でも先端側の方が良かったのだろうと思う。

しかしヤエンでは周りの人に迷惑になるであろうから先端の人の多い場所には行けない。

もう一つの反省点はアジが潜らなかったことだ。

アジおもりを付ければ良いのか?

それとも別の工夫が必要なのか?

それは今後の課題だが、次にヤエンでアオリイカ釣りに挑戦するのは秋になるだろう。

また釣り場は渡船を利用した磯や筏に渡してもらい、周りの人を気にしないで釣れる環境が良いだろうと思う。

今年の秋にはヤエンでアオリイカを釣りあげたい。

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