中紀で大型のアオリイカが釣れるシーズンは5月~6月と聞く。
主な釣り方はヤエン釣りといって、生きたアジを泳がせてイカが食いついた後にヤエンという仕掛け針を投入する釣り方である。
しかしヤエン釣りをしたことがないことと、ちょうど「四季の釣り」でアオリイカのウキ釣りをやっていたこともあり、簡単に釣れる気がして(実際は簡単ではなかったが)今回はウキ釣りで大型のアオリイカを狙うことにした。
同行者はヨシPだ。
中紀の渡船「なぎ丸」
利用した渡船サービスは中紀湯浅にある「なぎ丸」というところで中紀の沖磯や地磯への渡船と釣り船も出している。
高速出口からもそう遠くなくて駐車場も広い。
船長さんは気さくで親切で良い渡船屋さんだと思う。
磯渡しの料金は4,000円だった。
今回渡してもらった磯の名前は分からないが現地でスマホのグーグルマップをスクショしたので貼っておく。
後で船長さんに聞いたところ、底にアオリイカが付く藻がたくさん生えているところだそうだ。
当日は日曜日だったこともあってか2隻の船がほぼ満員だった。
私たちが降ろしてもらった磯の他にもたくさんのワクワクする釣れそうな磯があった。
いくつかの写真を載せておくので参考にして欲しい。
アオリイカのウキ釣り仕掛け
活きアジでアオリイカを釣る方法にヤエン釣りとウキ釣りがあるが、今回私たちが選んだのはウキ釣りだ。
仕掛けはそれほど難しくないことがウキ釣りにした理由だ。
普通の波止竿や磯竿に3~5号のウキ。
2~3号オモリに専用のアオリイカのウキ釣り仕掛けをセットする。
四季の釣りで激推しされていたのは「のりのり天国」という仕掛け針だ。
活きアジを上針にセットして泳がせてアオリイカを誘い、イカがアジを抱いたらテコの原理で掛け針がイカに掛かるという便利な仕掛けだ。
掛け針の天秤が透明なことでイカに警戒感を与えないというのもセールスポイントらしい。
よく考えられているが実際に使ってみると掛け針が刺さりすぎるくらいよく刺さる。
針にアジを掛ける際にアジが暴れて何度も掛け針に手が刺さった。
ヨシPに至っては服を貫通してしまった。
このくらい刺さればさぞかしイカにもよくかかるだろう
釣れてくれればの話だが・・・。
ウキのアタリはイカ?それともアジ?
仕掛けの準備が完了し、ウキ下を調節しようとタナ取りオモリをセットした時にちょっとしたハプニングが起こった。
沖ではなく岩と岩の間の水道へしかけを少し浸けた時に何かに引っかかった。
岩にかかったのかと思ったらなにやらグイングインと引くではないか。
???
上げてみると何とタナ取りオモリ(黒)にガシラが食いついて釣れてしまった。
写真がないのが悔やまれるが本日の1匹目は小さなガシラとなった。
ガシラはリリースし、気を取り直しアジを取りつけて10メートルほど沖に仕掛けを投げ込む。
と、いきなりウキが暴れて沈んでしまった。
恐らくアジが元気なためにウキの浮力が負けてしまうのだろう。
放っておくと藻に絡まって大変なことになる。
回収し、藻を取り除くと著しくアジが弱るのだ。
これはいけないとタナを浅くしたり投げるポイントを変えたりとウキが沈まないように工夫する。
何度か投げ返すとウキを沈ませるほどの力がなくなるくらいアジが弱ってくるが、果たしてこんな状態で良いのだろうか?
ウキは沈まなくなったが海中でアジはしっかりイカにアピールしているのか不安になってくるのだ。
アオリイカのウキ釣り仕掛け。
テレビで伊丹さんは簡単そうに釣っていたが実際にやってみると何かと大変である。
なかなか釣れないアオリイカ・・ジグを投げるとあの魚がごあいさつ?
何度も活きアジ仕掛けを投げ返すがウキをピコピコさせるのはアジばかり。
アオリイカか?と思い、軽く糸を張ってアタリを聞いてみる。
アタリの正体がアオリイカだった場合はグイーン、グイーンというアオリイカのジェット噴射の引きがあるはずだがアジが藻に潜ってしまってるばかりでなんだか釣れる気がしない。
お隣のおじさんはヤエン釣りをしていて何度かヤエンを投入している。
おじさんはヤエンとウキ釣りの2本の竿を出しているが、7時くらいにウキ釣りの竿でアオリイカを釣り上げていた。
やっぱりイカはいる!
テンションが上がった私たちだが私たちのウキにはアオリイカのアタリだ出ないまま時間が過ぎていく。
岩の向こうのヨシPの気配を感じないので見てみるといつの間にか寝ているようだ。
なんだか釣れる気がしない・・。
これはいけないと思い気分転換にジグを投げると3投目で和歌山のジグ大好きなあの魚。
エソ君が釣れてくれた。
遊んでくれたエソに感謝しながらリリースする。
結局エソが2匹とタナ取りおもりで釣れたガシラが1匹が今回の釣果だった。
中紀湯浅アオリイカウキ釣り釣行の反省点
アオリイカのウキ釣りはアタリを取るのが難しかった。
初めての磯で初めての場所ということもあって勝手が分からず根掛かりも連発したのも反省点だ。
夜明けから2時間くらいのゴールデンタイムにアジに逃げられたり、ヨシPが服にフッキングしたり、アジが藻に突っ込んでアジを弱らせたりと、色々なトラブルがあったのもボウズの原因だろう。
次はもう少し上手くやれそうだがヤエン釣りにも挑戦したい気持ちもある。
中紀の活きアジ泳がせ釣りのシーズンは5月から6月なのでできれば今シーズンにもう一度挑戦したいと思っている。
湯浅での釣りの帰り、お勧めのレトロなお店「サニカン」紹介
お腹が空いた私たちはどこかでランチを食べようと思い、高速までの道沿いに見つけたレストランに入った。
オムライスが美味しかったことと、ザ・昭和のレストランという雰囲気がとても気に入ったのでぜひ言ってみて欲しい。
昭和の空気感が漂う店内。
まるで30年前にタイムスリップしたかのようだ。
今どき飲食店内でタバコを吸えるお店も珍しいのではないだろうか。
店内はわりあい広くて昔はかなりオシャレなお店だったのだろう。
私たちが訪れたのは昼過ぎだったが他にも数組のお客さんがいた。
お店の人におすすめを聞くとオムライスだそうなので、オムライスとハンバーグのセットを注文。
オムライスは綺麗な形で味も美味しかった。
この伝票もレトロで昭和感を感じる。
中紀に釣行した時はまた寄ろうと思う。
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