昨年の秋からは外へ出ることを自粛をしていたのだが、ついに限界が迎えたので釣りに行くことにした。
狙いはキスだ。
キスは夏の魚だが和歌山ではすでにキスが釣れ始めているらしい。
ならばと思いメインターゲットをキスに定め、ついでに前日の深夜にバチシーバスを狙ってみた。
同行してくれたのはD君だ。
深夜にD君を迎えに行き、まずはバチシーバスを狙った。
左門殿川から助松埠頭でバチシーバス狙い
向かったのは左門殿川(さもんどがわ)だ。
ここはバチパターンでシーバスを狙うマイポイントでとても魚影が濃い。
年によって釣果はバラバラだが今年はどうだろうか。
さっそくルアーを投げてみる。
私はフィールを、D君はにょろにょろをチョイスした。
バチパターン狙いのルアー操作は簡単で、表層をゆっくりと引いてくるだけだ。
何度かキャストを繰り返すとD君にヒット!
なかなかなファイトをしていたが残念ながらボラ先生登場。
オートリリースできたのでタモを使う必要がなかったのは不幸中の幸いか。
続いて私にもヒット!
手ごたえから小さい魚だと分かる。
30センチくらいのかわいいシーバスだ。
小さくても本命の魚はやっぱり嬉しい。
その後しばらくバチルアーを投げたがそれ以上の反応はなく場所移動。
南大阪助松埠頭の通称「倉庫前」に到着。
MAXが連日バチシーバスの情報をUPしているからか、夜中でも数名の人がいる。
水面ではバチが泳いでいて、沖の方では時おり「パシュッ!」という捕食音も聞こえる。
期待を込めて2人でルアーを1時間ほど投げ倒したがルアーへのアタックは無かった。
夕まづめからのチャンスタイムなら釣れる可能性は高いだろうが深夜ということで撤退し、夜明けまでに和歌山へ向かうことにした。
片男波からマリーナシティ大波止でキス狙い
和歌山紀北にある片男波という海水浴場が今回のポイントだ。
メインターゲットはキス。
ついでにマゴチも狙ってみようかと思い、ジグヘッドとソフトルアーも用意してある。
ちょうど夜明けごろに片男波に着いた。
片男波は海水浴のできる整備された砂浜と先端に伸びる長い突堤がある。
突堤の先端まで行きたくなるのが釣り人の性というものだが、歩きながらマゴチ狙いのルアーを投げたり、キス仕掛けを投げたりしながら先端を目指す。
するとほんの数投で私の竿にキスが1匹ヒットした。
嬉しい1匹だ。
今日はどれほどのキスが釣れるのだろう・・・。
数えきれないほどのキスの天ぷらが頭に浮かぶ。
だがキスは連発することはなく、マゴチも姿を表さなかった。
D君はどうも突堤の先端に行きたいようで、仕方なく私も突堤の先端まで歩くことにしたが、とにかくこの突堤が長くて大変だ。
1キロくらいはあるのではなかろうか。
ひたすら歩いてやっとの思いで突堤の先端にたどり着いたが先行者がいてあまり投げる場所がない。
ちょうど満潮の時間帯で石畳が水没しているために根掛かりが多発しそうだ。
滞在時間30分ほどで先端での釣りは断念し引き返すことに。
やっとの思いで海水浴場まで戻ってきてちょい投げ仕掛けで2人してキスを狙う。
と、ここでD君に待望のキスがヒット!
15センチほどの大きさで食べられるサイズだ。
気を良くして投げ続けるがその後に釣れるのはガッチョのみ。
日も高くなってきてガッチョのアタリさえも遠のいてきた。
昨晩からの徹夜釣行で集中力も落ちてきている。
あきらめムードに支配されそうになったため、ここで片男波でのキス釣りは見切りをつけ気分転換にすぐ目の前の和歌山マリーナシティへ行ってみた。
しかし晴天無風で潮も動いていない状況ではどこに行っても同じ。
石ゴカイを投げたまま20分ほど居眠りをしていたが、回収しても石ゴカイはかじられていない。
マリーナシティでは魚の気配が全くしなかった。
バチ抜け&キス釣り釣行まとめ
結局釣れたのは2人でキスを1匹づつの合計2匹。
反省点はいくつかある。
1つ目はターゲットを増やしすぎたこと。
2つ目は徹夜釣行をしたことだ。
久しぶりの釣りということで、あれもしたいこれもしたいと徹夜までしてターゲットを増やしたことが肝心なところで集中力を欠いてしまった。
やはりターゲットは1つに絞るべきで多くても2つまでにするべきだ。
それとキスが1匹釣れたらしばらくはその場所で粘るべきだった。
突堤の先端までの往復でずいぶん時間と体力を削れらてしまった。
アタシたち2人は朝マヅメのチャンスタイムにひたすら突堤を歩いていたのだ。
その時間をひたすら仕掛けを投げていたらもう少しマシな釣果になったのではないだろうか。
釣り人の性として、
- 堤防があると先端に行きたくなる
- 沖の方が釣れるような気がする
- 場所を変えると釣れる気がする
実際は堤防の先でなくても魚は釣れるし、浅いや足元に魚はいるし、ヘタに移動して釣れた試しはない。
今回は全てが裏目に出てしまった。
完全ボウズではなかったが次は爆釣とはいかないまでも、ちぐはぐな釣行記にならないようにしたいものだ。
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