2月の旧水上けいさつ波止でエビ撒き釣りハネ・チヌ釣行記と予知能力のある強盗ネコ

ハネ

大阪湾の冬と言えばエビ撒き釣り。

波止からハネやチヌといった大物が狙える人気の釣りである。

私は冬から春にかけてのエビ撒き釣りが大好きだ。

最近は釣りに行けていなかったが、ようやく地方(じかた※沖提ではなく陸の波止のこと)のエビ撒き釣りで釣果が出ているようなのでヨシPとD君の3人で泉大津の波止にエビ撒き釣りに行くことになった。

冬の泉大津は夕まづめが熱い!?

冬になると毎年エビ撒き釣りに行くのだが、私は夕方から日暮れにかけての夕まづめ釣行が好きだ。

理由はよく釣れることと、単純に早朝は寒いから。

釣りに詳しくない方のために補足しておくと、魚がよく釣れる時間帯というのは大体決まっている。

早朝、日の出からの数時間と、夕方、日の入り前後の時間帯である。

私を含む多くの釣り人は1匹でも多く魚を釣りたいがために、辺りが暗い時間帯からいそいそと準備を始め、日の出とともに竿を出すのだ。

釣りに興味の無い人からすれば、夜中にふとんから抜け出して真冬のくそ寒い時間帯に海に出かけるなど狂気の沙汰であろう。

だが釣り人とはそういうものだ。

1匹でも多く大きい魚を釣りたいと皆が思っている。

話を戻して、冬に限らずエビ撒き釣りは早朝か夕方に釣果が出やすいということで、今回は夕方に釣行することに決定した。

場所は実績があって車の横づけができて冬の北風にも強い旧水上けいさつ波止に決定。

久しぶりの釣りが楽しみで仕方ない。

アタリはデカエビに集中!ザリガニを刺しエサにするべし!?

南大阪でエビ撒き釣りをする時はフィッシングベイトいずみでシラサエビを買うことにしている。

3時すぎにいずみで生きエビを買って、水上けいさつには3時半ごろには到着。

ヨシPとD君は私が盛大にエビを撒いて魚を寄せた後で合流するとのことだ。

2人のために私が魚を寄せておこう。

旧水上けいさつの波止に着いたが周りには誰もいない。

少し不安になる。

仕掛けを準備しながら勢いよくエビを撒く。

タナ取り重りで底を取り、ウキ下のタナを調節する。

今は2月なので魚もそれほど浮いていないだろうと重い、ハリが少し底を切るくらいのタナ(約3ヒロ)に合わせた。

旧水上けいさつの水深はそれほど深くない。

岸壁沿いだと2.5ヒロから3ヒロで、竿2本先だと3ヒロから3.5ヒロといったところだ。

仕掛けを流しながらさらにエビをバラバラと撒く。

4時を少し過ぎたころにウキに変化があった。

そろそろ何か起きるかもしれないと思ってちょうどデカいエビを刺しエサにしたところだ。

なんだかピクピク、もぞもぞといった僅かなアタリだがエイやっ!!と合わせてみたが結果はすっぽ抜け。

でもアタリがあったことは励みになる。

せっせと撒き餌をした効果が表れているのだろうか、それともデカエビが良かったのか?

正確には分からないが、ここからヨシPとD君も合流し、3人でエビを撒きまくりタイムに突入だ。

すると3人の真ん中に位置しているヨシPにヒット!

竿がかなり曲がっている。

が、あえなくハリス切れ。

なかなかの大物っぽかったが残念だ。

ただチャンスタイムは来ている。

時刻は5時くらいで、まだ明るいが太陽は沈みかけて水平線に近いところにある。

続いてのアタリはまたしてもヨシPだった。

銀ピカのハネだ。

40センチを少し上回るくらいの大きさでキレイな魚体をしている。

・・・くそッ!私も釣りたい・・・

だが熱くなるよりもここは冷静な状況判断が必要だ。

まずヨシPの釣り座だが、3人の真ん中という最も撒き餌が効きやすい位置にいるということ。

ヨシPは竿先2本分くらい沖を流しているということ。

さらに刺しエサはザリガニクラスのデカエビに食ってきたという。

やはり刺し餌はデカエビが有効のようだ。

さらにもう一つ、アタリのあるヨシPの周りを観察していて気づいたことがあった。

釣れる前のヨシPの後ろにはネコが待機していたのだ。

旧水上けいさつ波止にいる野良ネコには予知能力があった?

私が気づいたのは水上けいさつ名物のノラ猫が釣れる直前にヨシPの後ろにいたという事実。

もしかするとここのネコはいつ誰が魚を釣るのかが分かっているのかもしれない・・・。

予知能力というやつだろうか・・・?

よし・・まだネコはいる(ヨシPの後ろに)

ここは仕掛けをヨシPの前くらいまで流してみよう。

潮と風に流されて、ちょうどヨシPの前に私の仕掛けが流れたその時!

ウキがスッと海中に消えた。

とっさに合わせると魚の重みがあり、グングンと引っぱられる。

それなりの大きさがありそうな魚だ。

何度かの突っ込みに耐えながら魚の引きを味わいつつ海面まで魚を寄せると、

チヌだ!

しかもでっぷりと超えたマチヌ。

陸に上げ、ハリを外して写真を撮る。

立派な魚体に満足しつつ、大きさが分かるようにプライヤーを一緒に写そうか、などどゴソゴソやっているとネコが襲撃してきた!

やっとのことで私が釣り上げた立派なチヌをボスネコが強盗しようとしてきたのだ!

渡してなるものか、と私もネコに応戦する。

だがネコもかなりしつこく攻めてくる。

追い払っても少し遠くでこちらを見ていて、ちょっと目を離すとアタックしてくるのだ。

まったく・・油断も隙もないネコだ。

その後D君もアベレージサイズのハネを釣り上げたが、当然のようにネコはD君のハネにも襲撃をかける。

激しい攻防の末、根負けしたD君はハネをネコに獲られてしまった。

恐ろしいネコである。

魚を取られたくない方は旧水上けいさつのネコには注意していただきたい。

2月の旧水上けいさつエビ撒き釣りのまとめ

短時間の釣行だったが3人とも魚が釣れ十分に楽しむことができて満足だ。

今年は特に暖冬なので冬の釣りがしやすいと思う。

読者の方々もぜひ旧水上けいさつにエビ撒き釣りに行ってみて欲しい。

その際はウキの動きはもちろんだがネコの動きにも注目すると釣果が上がるかも知れない。

釣れた魚をネコに強奪されないように気をつけて!!

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