2018年2月、真冬のなぎさ公園でエビ撒き釣り・・・まさかの結末

釣行日記

2018年の初釣りをどうしようかと思っていたところ、D君から釣りのお誘いがあった。

私もウズウズしていたところだ。

最近ボウズ続きなので1匹でも魚を釣って引きを味わいたいものだ。

だが今は真冬。

釣り物も少ない。

この時期に手軽に狙えて引きも味わえるのはチヌかハネくらいか。

となると得意というほどではないが、私の好きなエビ撒き釣りでハネを狙おうということになった。

真冬のエビ撒き釣りの場所選定と開始時間

エビ撒き釣りは大阪湾ならどこでもできるのだが、真冬の2月に魚が釣れて、尚且つ人間が快適に釣りができるところを絞り込んでいけば自然と限られてくる。

まずは時間だが、この日は午前中に用事もあったこともあり、夕まづめ狙いになった。

最近釣れている場所は西宮ケーソン、芦屋浜だったのだが、土曜日は人が多いだろうと思い、南大阪に行くことにした。

南大阪で有力な場所はいくつかあるが、この日は北西の風。

南大阪で北西の風を背中から受ける場所はなぎさ公園か花市場公園だが、なぎさ公園の方が水温は高いだろうという推測により今回の釣り場はなぎさ公園、釣り開始は午後2時半に決定した。

後にこの場所選定が最悪の結果を生むことになるのだが、この時は釣れる気しかしていなかったのだ。

2月のなぎさ公園でエビ撒き釣り、その結果は?

予定通り午後2時に片岡釣りえさ店でエビを1500円分づつ買って、2時半に釣りを開始した。

なぎさ公園の角は人気のポイントなのですでに先客がいる。

角から内湾側の岸壁にもポツポツと釣り人がいるために、私たちは大きな船の傍に釣り座を構えた。

底撒きと上撒きで定期的にエビを撒くがなかなかアタリは出ない。

すでに釣り開始から2時間が経過したがアタリは無い。

でも悲観はしていなかった。

今日は夕まづめ狙いなのだ。

日が傾きかけたころにはアタリが出て1匹くらいは釣れるだろう。

そんなふうに思っていた。

ところがそんな希望を粉々に打ち砕く出来事がこの後に起こるのだ。

撒いたシラサエビが拡散してしまった?

5時を過ぎ、空が赤くなり始めたころにD君が言った。

「なんか怪しくないですか?」

「え?何が?」

と私は答えた。

するとD君が船の方を見る。

私も船に目をやると、数人の人たちが船に上がったり、荷物を運んだりしている。

!!!!!!

まさか!?

いつの間にか船員が来ていて出たり入ったりと忙しそうにしている。

どう見ても出航準備をしているように見える。

そのうち船を係留しているロープを外し始めた。

それを見た時に今日の釣りが終わった・・・。

と同時に私たちの希望は打ち砕かれた。

呆然としている私たちには目もくれず、着々と出航準備を進める船員たち。

船のエンジンが入り、ゴウンゴウンと音を立て始めた。

「こんな時間から船が出るなんて・・・」

私たちのボヤキなんて届くはずもなく、船はなぎさ公園の湾内の海水をかき回し、元気に出航していった。

スクリューで海水をかき回され、せっせと撒いた私たちのエビはなぎさ公園の湾内に広く散っていった。

残ったエビはわずかにあるが、すでに気持ちが切れてしまった。

気を紛らわすために駐車場に行くとネコが10匹くらいいて私を癒してくれた。

敗戦処理投手のような気持ちで私とD君は日没と共に残りのエビを撒ききったのだった。

角に入っていた人も釣れていないようだったので、仮に船の出航がなかったとしても釣れなかったのかもしれない。(角の釣り座にも船の影響は大いにあったが)

初釣りからボウズを食らってしまったが今回は船のせいにしておこう。

しかし2度と船の近くでは釣りをするまい、と強く心に誓ったのだった。

悔しい。

次は絶対に釣ってやりたいと思う。

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